AITHON CARS BLOG

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アイトーンカーズ/AITHON CARSは、アメ車 シボレー専門店です。
80年90年代のセミクラシックカーを中心に、修理メンテナンス車検や販売などを行なっています。

アメ車のシボレーセミクラシックカーの部品はアメリカから直輸入して修理やメンテナンスを実施。
アイトーンカーズネットショップにて、部品の販売もしています。
シボレー専門店 としその他 ポンテアック ビュイック GMC キャデラック など数多くの車両を修理メンテナンスを行なってきました。
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国産車や欧州車の修理ご依頼は、ご紹介制となっております。

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GM系エアコン#2/風量が弱い(TAHOE)

AC風量が弱い原因は・・・?

まいどっ! 今回は、修理のお問合せが多い シボレータホのエアコン修理作業。

こちらのタホは、室内のエアコン風が弱く まったく涼しく感じられないとの事で、風量を強くする目的の修理依頼です。

現状を確認すると、風量を最大にしても 運転席側左からのエアーダクトからは かなり弱い風。

真ん中と助手席側からは、風が出ていますが 最大の風量からはやや弱い感じ。

シボレータホエアコン修理/アイトーンカーズ

フロントガラス側からは、スイッチをデフロスターに入れていないのに風が常に出ている状態。

なので、ブロアモーターからの風がフロントガラス側に逃げている為、正面からの風が弱くなっている状態と考えられます。

バキュームを使用しているエアコンシステムのアストロとかは、バキュームラインがリークすると同じような症状になります。が、

タホ/サバーバン/C/Kなどは、バキュームを使用せずに、モーターを動かして風向きを切り替えています。

↑の写真がエアコンブレンドドアアクチエーターモーター。 これが動いていなければ、このモーターまたはスイッチが原因ですが、

調べていくと、これにつながるフラップが内部で外れているのを確認。 

どうしてもエアコンユニットの中の問題で、分解しないと治せない為 ダッシュボードAssyを取外しエアコンユニットの修理となりました。

ダッシュを外すと、車両の真ん中から助手席側ブロアモーターが付いている所までがエアコンユニットケースになります。

ケースの真ん中にあるアクチエーターモーターは、温度調整で動くモーターになります。 一番右にあるシルバーの部分はブロアモーター。

↑の汚れたスポンジが付いている部分が、デフロスターと正面の風を切り替えている部分。ここから風が出てきます。

覗き込むと・・・ ↓

フラップのシャフトが落ちています。 ここが原因でデフロスターに行く風を塞ぐことができず 風量が弱くなった原因です。

ただ なぜシャフトが落ちて外れてしまったのか?  それは、・・・

フラップの周りのラバーが、なぜか溶けて欠損した為 シャフトの遊びが大きくなりシャフトが外れたと思われます。

フラップのラバーが何故溶けたのかわかりませんが、もしかすると 室内の臭いを除去するクリーニングの液剤が原因かもしれませんね。

フラップを強制的に塞いでも かなりの隙間ができていますね・・・

風量が弱くなったのもわかります。

新しいフラップに交換。 (ACデルコ製)

新しいフラップは、 隙間なく密閉されました。 多少の隙間はスポンジテープを使用してフラップに挟まない様に取付。

作業組み上げ後、運転席側左のエアコンからの風は かなり強い風が出てきました。

左側からの風が弱い車輌は、今回の様な症状になっているかもしれません。

これで涼しい風にあたりながら 今年の夏は過ごせそうですね!

今回交換した部品

デフロスター側ブレンドドアフラップ1個/正面用ブレンドドアフラップ1個/足元用ブレンドドアフラップ1個

風向き切替用アクチエーターモーター 1個/ 温度調整用アクチエーターモーター1個/内外気用アクチエーターモーター1個

ブロアモーター1個 / エバポレーター /ヒーターコア /レシーバータンク /オリフィスチューブ 各油脂類(コンプレッサーオイルやLLC)

ダッシュボードを外した時に、交換できる部品は交換した方が二度手間にならないですよ。

@aithon

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